OBU/RSU用セキュリティモジュール
V2X(Vehicle to Everything)は、車車間(V2V:Vehicle to Vehicle)、車両とインフラ間(V2I:Vehicle to Infrastructure)、車歩行者間(V2P:Vehicle to Pedestrian)の接続や相互連携を総称する技術で、協調型高度道路交通システム(C-ITS)やL3以上の自動運転の実用化につながる核心技術でもあります。
AutoCrypt V2X-EEは、車載機(OBU)及び路側機(RSU)に組み込まれるソフトウェア開発キット(SDK)で提供され、車両同士や信号・インフラなどの間で受送信されるメッセージにおいて、通信の暗号化とユーザ認証によるプライバシー保護を提供し、セキュアなV2X環境を実現します。
V2X通信をセキュアに保護する独自の技術
業界最速のV2X電子署名/暗号処理性能(毎秒2500件、競合他社対比30%↑)
グローバル最多C-ITS構築数実運用ノウハウ
北米(SCMS)欧州(CCMS)中国(C-SCMS) 国際セキュリティ標準規格に対応
安全なV2X通信を実現するには、送受信されるすべてのメッセージにおいてセキュリティの確保と高い信頼性の検証が求められます。
AutoCrypt V2X-EEは、V2X装置(OBU/RSU)への組み込み用に開発されたソフトウェア・セキュリティ・モジュールで、V2X通信のためのバックエンド(V2X-PKI)と連動するためのセキュリティプロトコルとアルゴリズムが含まれています。OBUとRSUの間で送受信されるBSM(Basic Safety Message)など、セキュリティ通信のための暗号化・電子署名を提供します。
AutoCrypt V2X-EEはデジタル署名と安全なローカル管理を行えるLocal Certificate Managerを搭載しています。これによって、V2X-PKIベースの認証システムにリンクさせることで、ローカル装置にかかる負荷を減らし、高速なメッセージ転送が実現できます。
アウトクリプトは、PKIを用いたSCMSプラットフォームも提供しています。AutoCrypt V2X-PKIは、V2X経由で送受信されるすべてのメッセージにおける署名と検証を行います。
AutoCrypt V2X-EEの核心技術
暗号化通信のたの型式、プロトコル、アルゴリズムを提供し、様々な種類のHSMに対応します。
暗号ライブラリを使用した送受信メッセージ検証と、高速なデータ処理を実現します。
LCMを通じて証明書の妥当性確認を行い、OBU内に安全に保存することができます。大量の証明書も簡単に管理できます。