2022年12月15日

アウトクリプトのV2X-PKIルート認証局サービス、WebTrust認定を獲得

次世代のモビリティ社会の実現に向けた自動運転セキュリティ及びMaaSソリューションを手掛けるアウトクリプト株式会社(AUTOCRYPT Co., Ltd.、https://www.autocrypt.jp、本社:韓国ソウル、代表取締役社長 金・義錫、以下アウトクリプト)の「AutoCrypt V2X-PKI CA」サービスがWebTrustプログラムの基準に適合し、V2X-PKIにおけるルート認証局(Root CA、Certification Authority)として認定されました。V2X通信に関わるルート認証局としてはアジア初、世界3番目の認定となります。 「WebTrust」とは、AICPA(米国公認会計士協会)とCICA(カナダ勅許会計士協会)が定めた、証明書を発行する認証局の信頼性を保証する監査プログラムで、WebTrust認定を獲得するためには、認証局の業務手続き、鍵及び証明書のライフサイクル管理、認証局環境の統制まで、幅広くかつ厳格な要件を満たさなければなりません。 アウトクリプトは、V2X通信における証明書の発行から破棄までのライフサイクル全般のセキュリティレベルに対してWebTrustの厳正な監査基準に基づく審査を受け合格することにより、信頼できる第三者認証機関としてV2X-PKI認証局の信頼性の階層構造を実現しました。「AutoCrypt V2X-PKI CA」サービスは、下位の認証局にV2X通信に関わる証明書を発行及び管理することで信頼性を保証するルート認証局の役割を果たし、北米、ヨーロッパ、韓国及び中国のSCMS標準をサポートしています。 アウトクリプトの代表取締役社長の金・義錫は「今回V2X-PKIにおけるWebTrust認定を取得したことは、国際的に通用するV2Xエコシステムの信頼性と安定性を確保できたということから我々にとってとても大きな意味があります。当社は信頼できる認証機関として、サービス利用者にV2X通信プロセスの簡素化と効率化を提供し、より多様なユースケースにおけるV2X実装を実現していきたいと思っております」と述べました。 一方、「V2X-PKI CA」サービスの他にも、V2X搭載ユニット(OBU)、路側機(RSU)用セキュリティモジュール、SCMS(SecurityCredential Management System、セキュリティ証明書管理システム)など、V2Xのエコシステムにおける幅広いセキュリティソリューションを提供しています。 ■AutoCrypt V2Xについて AutoCrypt V2Xは、ITS(高度道路交通システム)におけるセキュアなV2X通信を支える高度かつ包括的なソリューションを提供します。CAMP(Crash Avoidance Metrics Partnership)、IEEEなどの主要国際標準に準拠した先端セキュリティ技術を用いてV2X環境におけるセキュアな通信を可能にする認証及び暗号化システムを提供し、「ユーザ認証」と「データ暗号化」によるプライバシー保護を実現します。 https://www.autocrypt.jp/v2x/
2022年11月11日

アウトクリプト、「韓国次世代モビリティ技術展2022」に出展

次世代のモビリティ社会の実現に向けた自動運転セキュリティ及びMaaSソリューションを手掛けるアウトクリプト株式会社(AUTOCRYPT Co., Ltd.、https://www.autocrypt.jp、本社:韓国ソウル、代表取締役 金・義錫、以下アウトクリプト)は、2022年11月22日(火)から11月23日(水)に、KOTRA(韓国貿易センター名古屋)が主催する「韓国次世代モビリティ技術展2022」に出展いたします。 昨今、気候変動による問題で「カーボンニュートラル」が地球規模の課題として取り上げられています。「韓国次世代モビリティ技術展2022」では、自動車メーカーや部品メーカー、ソフトウェア企業など、韓国企業45社が参加し、自動車業界で進められている電気・水素自動車の技術開発の現況と脱炭素化への取り組みなどを紹介しながら、日本国内におけるビジネスパートナー開拓のための展示相談会を行います。 アウトクリプトは2007年から約15年間次世代モビリティの根幹を成すともいわれるセキュリティ技術の研究・開発に取り組んできました。今回のイベントでは、ECU保護及び車載ネットワークセキュリティを提供するサイバーセキュリティソリューション「AutoCrypt IVS」をはじめ、自動車開発段階で必要とされる、車載ソフトウェア専用のファジングテストツール「Security Fuzzer」、車載OSS脆弱性診断・自動分析ツール「Security Analyzer」など、車載システムのセキュリティにおける総合的かつ包括的なアプローチをご提案します。 アウトクリプトのトータルフリートマネジメントシステム「AutoCrypt FMS」もご紹介します。現在、日本の多くの地域で高齢化と過疎化が進み、交通手段の確保が大きな課題として挙げられています。アウトクリプトは、交通弱者の移動課題に役立つ「交通弱者移動プラットフォーム」や「デマンド型交通システム」など、実際弊社が設計・運営しているモビリティプラットフォームサービスのユースケースを取り上げながら、大規模配車管理に活用できるワンストップMaaSソリューションをご紹介します。   ■イベント概要 名称: 韓国次世代モビリティ技術展2022 会期:2022年11月22日(火)~11月23日(水) 主催:KOTRA(韓国貿易センター名古屋) 会場:刈谷産業振興センター1Fあいおいホール 開催時間:10:00~17:00 開催形式:会場開催(参加無料・事前登録制) 公式HP:https://kor-mobitech.com/   ■出展製品の詳細について AutoCrypt IVS:https://www.autocrypt.jp/ivs/ AutoCrypt […]
2022年11月3日

アウトクリプト、「AutoTech Breakthrough Awards」を受賞、交通バリアフリーの実現への取り組みが高く評価

次世代のモビリティ社会の実現に向けた自動運転セキュリティ及びMaaSソリューションを手掛けるアウトクリプト株式会社(AUTOCRYPT Co., Ltd.、https://www.autocrypt.jp、本社:韓国ソウル、代表取締役 金・義錫、以下アウトクリプト)は、自動運転や次世代モビリティなど自動車産業をリードする革新的な技術や企業を表彰する第3回「AutoTech Breakthrough Awards」にて、「Ride Hailing Innovation of the Year(最優秀ライドヘイリング・イノベーション賞)」を受賞しました。 ライドヘイリング(Ride Hailing)とは、乗客がプラットフォームを通じて配車を依頼し車両を呼び出すことができる、自動車による送迎サービスのことを言います。今回受賞したのは、交通弱者の移動に特化した当社のモビリティソリューション「AutoCrypt EQ」です。EQとはEquity(公平)の略語で、当社がバリアフリー実現という新たなイノベーション創出のために、交通弱者向けサービス開発及び提供に積極的に取り組んできたことが高く評価されました。 「AutoCrypt EQ」はアプリケーション開発からサービスプラン、配車管理システム、UIデザイン、ブランディングまで、ユーザのニーズを柔軟に反映できるパッケージとして提供されます。2020年に韓国・釜山で開始した視覚障害者のための福祉タクシーサービスは、サービス開始2年で運行台数約150台、累計ユーザ数約16,000人を達成しています。他にも、ソウル市の自治体と連携した妊婦のためのサービスや、デマンド型交通プラットフォームなど、様々な分野におけるモビリティサービス開発及び運営実績を有します。 【AutoTech Breakthrough Awards マネージング・ディレクター ブライアン・ヴォーン 評価コメント】  交通弱者向けの移動サービスの必要性を考えてみると、利便性は極めて高いものの、コスト面でも、効率の面でも決して良いとは言えません。アウトクリプトは、ユーザそれぞれの特性とニーズを正確に反映しながらも開発面で効率を実現できるフルマネージド型サービスを提供するという点、そして長年にわたるモビリティ分野での経験と実績、信頼の高い技術力などが認められ、今年の「Ride Hailing Innovation of […]
2022年10月24日

AutoCrypt IVS、「CyberSecurity Breakthrough Awards」にて「今年の自動車サイバーセキュリティ賞」を受賞

次世代のモビリティ社会の実現に向けた自動運転セキュリティ及びMaaSソリューションを手掛けるアウトクリプト株式会社(AUTOCRYPT Co., Ltd.、https://www.autocrypt.jp、本社:韓国ソウル、代表取締役 金・義錫、以下アウトクリプト)は、自社車載システムセキュリティソリューション「AutoCrypt IVS」が、「CyberSecurity Breakthrough Awards 2022」にて、今年の自動車サイバーセキュリティ賞を受賞したことをお知らせいたします。 今年第6回を迎える「CyberSecurity Breakthrough Awards」は、サイバーセキュリティ業界をリードする企業をはじめ、製品、技術革新、人々を表彰するアワーズで、情報セキュリティ業界で最も包括的なプログラムとして機能するために設立されました。「AutoCrypt IVS」としては初の受賞となり、自動車ライフサイクル全領域をカバーする唯一のソリューションであることが高く評価されました。 【CyberSecurity Breakthrough Awards マネージング・ディレクター ジェームズ·ジョンソン 評価コメント】 自動車に搭載されるソフトウェアは高度化かつ複雑化し、開発工数は増加の一歩を辿っています。今後自動車メーカーには、ソフトウェア間の連携や相互作用を考慮した設計と統合的な制御が求められることになるでしょう。AutoCrypt IVSは、脅威分析とリスクアセスメント(TARA)をはじめ、セキュリティテスティング、脅威緩和まで、それぞれのセキュリティ対策を一元化しプロセスの簡素化と一貫した運営を支援する、唯一の車載システム向けセキュリティソリューションということから高く評価されました。 受賞企業一覧 ▶ https://cybersecuritybreakthrough.com/2022-winners/ 【アウトクリプト 代表取締役 金・義錫 […]
2022年10月4日

メルマガ配信スタートのお知らせ

この度、アウトクリプトでは、メールマガジンの配信を開始しました! モビリティや自動車セキュリティに関する最新情報などをお伝えします。 メールマガジン購読を希望される方は是非、こちらかのフォームよりメルマガの登録をお願いいたします。   皆様のご登録をお待ちしております。 お問い合わせ先:japan@autocrypt.io   メルマガ配信の注意点 携帯電話やメールの設定により受信がブロックされている事例がございます。 また、フリーメール(Yahoo! メール、Gmail 等)をご利用の場合、 迷惑メールフォルダに振り分けられてしまう可能性がございます。 メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダ内の確認、お使いの携帯電話及びメールソフトの受信設定をご確認ください。 メールマガジンの送信アドレス、 japan@autocrypt.ioの受信設定をお願いいたします。 今後とも、よろしくお願い致します。
2022年9月29日

アウトクリプト、OECD国際交通フォーラム(ITF)コーポレート・パートナーシップ・ボードに加入

次世代のモビリティ社会の実現に向けた自動運転セキュリティ及びMaaSソリューションを手掛けるアウトクリプト株式会社(AUTOCRYPT Co., Ltd.、https://www.autocrypt.jp、本社:韓国ソウル、代表取締役 金・義錫、以下アウトクリプト)は、9月29日、 経済協力開発機構(OECD)の本部のあるフランス・パリで開催された「第2回 ITF CPB WEEK」に参加し、国際交通フォーラム(International Transport Forum、以下ITF)のコーポレート・パートナーシップ・ボード(Corporate Partnership Board、以下CPB)に会員として加入したと発表した。 写真左から、キム・ヨンテ OECD国際交通フォーラム事務局長、イ・ソグ アウトクリプト創業者兼議長 OECDの傘下組織のITFは2013年、交通政策を巡る政策決定者や民間企業の間での情報共有や交流を促進し、交通関連政策議論にビジネスの視点をもたらすためのメカニズムとしてCPBを設立した。現在フォード(Ford)、ボルボ(Volvo)、トヨタ(Toyota)、NXP、ボッシュ(Bosch)、シーメンス(Siemens)、ウーバー(Uber)など、モビリティ業界をリードする先進企業約30社が参加している。この中で唯一のモビリティセキュリティ企業であるアウトクリプトは、今後サイバーセキュリティ視点からのモビリティ及び交通システムを考察し、課題解決に向けた様々な研究や活動などを進めていく。 アウトクリプトは、北米(SCMS)、ヨーロッパ(CCMS)、中国(C-SCMS)など国際標準規格に対応したV2Xソリューションを提供している。現在韓国政府主導で推進されている協調型高度道路交通システム(以降C-ITS)構築に参加するなど、V2X(Vehicle to Everything)における高度なセキュリティ技術と実運用ノウハウをもとに業界をリードしている。また、自動車基準調和世界フォーラム(WP29)で合意された自動車のサイバーセキュリティの国連規則への対応やMaaSソリューションをなどモビリティ分野における幅広いポートフォリオを備えており、次世代モビリティ社会の実現に向けた様々な取り組みを行っている。 アウトクリプト創業者のイ・ソグ議長は、「CPBメンバーとして、C-ITSに対する我々のビジョンを共有するとともに、未来交通システムづくりに寄与することができ、喜びと同時に強い責任を感じている」とし、「モビリティセキュリティの視点からみたより安全で実効性のある交通システム政策が推進されるよう積極的に取り組み、様々なステークホルダーと連携しながら持続可能なモビリティ社会の形成を後押ししていきたい」と述べた。  
2022年2月9日

アウトクリプト、V2X通信を支えるセキュリティ証明書管理システムの最新バージョンを発表

自動運転セキュリティ企業アウトクリプト株式会社(AUTOCRYPT Co., Ltd.、https://autocrypt.io、本社:韓国ソウル、代表取締役 金・義錫、以下アウトクリプト)は、V2X通信を実現するためのセキュリティ証明書管理システム「AutoCrypt SCMS」のバージョン5.0のリリースを発表した。 SCMS(セキュリティ証明書管理システム、Security Credential Management System)は、V2X経由で送受信されるすべてのメッセージにおいて、署名や検証を行う際に使用されるため、安全な道路交通社会の実現に欠かせないものとなる。PKI(公開鍵暗号基盤)を用いて、証明書の暗号化、検証、管理を行う「AutoCrypt SCMS」の最新バージョンは、CRL(Certification Revocation List、証明書失効リスト)とMBD(Misbehavior Detection、不正行為検出)機能を提供する。 セキュリティ標準規格のIEEE 1609.2を基盤としたCRLは、失効された証明書のハッシュ値を含むhash-based CRLと、効率よく管理するために証明書を大量に失効させるlinkage ID-based CRLの両方をサポートする。 「AutoCrypt SCMS」は、北米(SCMS)、欧州(CCMS)、中国(C-SCMS)など、国や域によって異なるそれぞれのセキュリティ標準規格のすべてに対応するセキュリティ証明書システムを提供する。アウトクリプトは、Blackberry、Escrypt、Green Hills Softwareのような自動車サイバーセキュリティ企業とともに、アジア・パシフィック地域の企業としては唯一「OmniAir Plugfest」に参加した。そこで実走行環境における相互認証証明書の失効の実証実験に成功し、証明書の発行から、管理、失効まで、証明書のライフサイクル全体における国際的に互換性を備えていることを証明した。 アウトクリプト代表取締役社長の金は、「完全な自動運転を実現するレベル4又はレベル5に至るには、V2X通信における安全性の確保が何よりも優先される最重要課題であるだろう」とし、「V2Xセキュリティ構築件数で世界最多を誇るアウトクリプトは、認証システムの持続的な高度化とともに、北米、欧州、中国など世界自動車産業の拠点を中心に自動車メーカーとのパートナーシップを強化することによって、ビジネスの更なる拡大に積極的に取り組んでいきたい」と述べた。 一方、アウトクリプトは、韓国政府が主導するC-ITSスマート道路構築事業に参加し、セキュリティ実装を行っている。また、自動車メーカーや自動車部品メーカーと共同で安全なV2X環境構築のためのプロジェクトを展開するなど、V2Xセキュリティ市場を先導するグローバルリーダー企業として、自動運転技術の高度化及びビジネス拡大に向けて取り組んでいる。  
2020年3月27日

アウトクリプト、コネクテッドカー技術の商用化に向けて ’5GAA’に参加

情報セキュリティ企業ペンタセキュリティから分社化した自動車セキュリティ企業アウトクリプト(AUTOCRYPT、https://autocrypt.io、本社:韓国ソウル、代表取締役 金・義錫)は第5世代移動通信(5G)を基盤とするコネクテッドカー関連技術の標準化及び商用化に向けて、1月24日、5Gオートモーティブ・アソシエーション(5G Automotive Association、以下 5GAA)に参加することを明らかにした。 LTE、5G技術を活用し、車々間・路車間通信を実現するC-V2X(Cellular-V2X:セルラーV2X)は、自動運転とインテリジェントモビリティを後押しする技術として期待されている。欧州連合(EU)ではC-V2Xの商用化をめぐり議論が熱を帯び、中国では2021年、世界初としてC-V2Xインフラを商用道路に適用することを発表した。日本でもC-V2Xを活用した共同研究が行われるなど、さらなる拡大が見込まれている。 5GAAは5G技術基盤の高度道路交通システム(Intelligent Transport Systems、ITS)の研究及び商用化に向けて2016年創設された団体で、現在、世界各国の自動車メーカー(OEM)とサプライヤ(Tier-1)、通信および半導体企業など約130社が参加し、さらに参加企業は増え続けている。日本からもNTTドコモ・KDDI・ソフトバンクの3大キャリアと、日産自動車、パナソニックなどが加盟し、活発に活動している。 アウトクリプトは世界のモビリティ企業たちと一緒に5GAAの運営する複数のワーキンググループに参加し、△5G車両ソリューション性能評価 △標準化及び認証△商用化に向けた戦略策定などを推進する。また、アメリカ、ヨーロッパ、中国、韓国などで行われる5G-V2Xの商用化及び標準化に取り組む。 一方、アウトクリプトは自動車セキュリティの専門性を強化し、自動車業界の激しい変化に柔軟に対応していくため、2019年8月に情報セキュリティ企業ペンタセキュリティから分社化、独立した。高度道路交通システムの実現に向けて、その根幹となるセキュリティ技術を開発に取り組み、現在自動車メーカー及びサプライヤー企業など、モビリティ企業と協力を進めている。 アウトクリプトの金・義錫社長は「5G技術とコネクテッドが創る未来の自動車環境、その中核となるのがセキュリティである」とし「5GAAへ参加しコネクテッドカーの商用化に寄与できることを嬉しく思う。アウトクリプトの強みである自動車セキュリティ技術を活かし、世界各国のモビリティ企業との協力しながら急変していく未来自動車環境において素早く対応していきたい」と述べた。  
2020年3月12日

ペンタセキュリティ、 OECD国際交通フォーラム(ITF)「交通安全ハイレベル会合」に参加

情報セキュリティ企業のペンタセキュリティシステムズ株式会社(日本法人代表取締役社長 陳・貞喜、https://www.pentasecurity.co.jp、以下ペンタセキュリティ、韓国本社、ヒューストン/米国法人)は、令和2年2月19日、スウェーデン・ストックホルムで開催された国際交通フォーラム(以下ITF、International Transport Forum)主催の「交通安全ハイレベル会合 (Ministerial Conference on Road Safety)」に参加し、未来のクルマ社会に向けた韓国の技術開発の現状を紹介し、自動車セキュリティについて発表した。 <ペンタセキュリティ李 錫雨社長、左から3人目> ITFは経済協力開発機構(OECD)傘下の世界59ヵ国の加盟国の交通大臣、交通関連企業のCEOなどが集まり、自動運転技術、環境汚染、交通ネットワークの確立など、戦略的に重要なテーマを取り上げ、交通政策に関する方向性を打ち出す国際枠組みである。今回の「交通安全ハイレベル会合」は未来の自動車環境における新たな脅威となったセキュリティ問題などについて議論しながら対策を講じるために開かれた。 ITFの企業協力理事会(CPB、Corporate Partnership Board)に会員企業として所属しているペンタセキュリティの李 錫雨(リ・ソグ)社長はフォード(FORD)、トヨタ(TOYOTA)、ウーバー(Uber)、グーグル(Google)等、会員企業の代表たちと政策会議に参加し、未来のクルマ社会に向けた韓国の技術開発の現状を紹介した。また、△未来の自動車環境でのSecurity First、Then Connect(セキュリティから始まる。そしてつなぐ)に基づいた政策の必要性△複数の技術の組み合わせることでなく、ホールシステム・アプローチ(Whole System Approach)の必要性△自動車セキュリティに関する具体的な規制の必要性などについて発表した。 ペンタセキュリティは2007年から自動車セキュリティ研究に取り組み、2015年に自動車セキュリティソリューション「AutoCrypt(アウトクリプト)」を開発した。現在、車両間、車両とインフラ間の安全な通信のための認証・暗号化を提供するV2X(Vehicle-to-Everything)、安全な電気自動車セキュリティのためのV2G(Vehicle-to-Grid)、自動車通信プロトコルに最適化した車両用ファイアウォールのAFW(Advanced Firewall)など、自動車全般におけるセキュリティソリューションを提供している。昨年11月には自動車セキュリティソリューション部門を分社化し「AUTOCYRPT」を設立した。 ペンタセキュリティの李 錫雨社長は「未来の自動車環境では自動車が一つのネットワークを通して様々なインフラとつながることになる。だからこそ、自動車に対するセキュリティに加え、自動車を取り巻く交通システムも含めた包括的な観点から政策を立てていく必要がある」とし、「ペンタセキュリティとAUTOCRYPTは、世界有数のモビリティ企業と協力し合って、未来のクルマ社会に向けた安全な交通環境の構築に貢献していきたい。」と述べた。
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