データベース暗号化とWebセキュリティの専門企業ペンタセキュリティシステムズ株式会社(代表取締役社長 李錫雨、以下ペンタセキュリティ)は、この度、コネクテッドカーにおけるセキュリティソリューション「AutoCrypt(アウトクリプト)」をリリースしました。
自動車は最初は単なる動力機関に過ぎなかったが、もはやITとの融合を通してスマートカー・コネクテッドカーという名の新しい姿へ進化し続けています。スマートカーは、自動車の内部と外部の状況をリアルタイムで検知することで、ユーザに安全と便利を提供する他、運転者とコミュニケーションを取ることまでできる人間にやさしい車です。最近ほとんどの自動車にはGPSをはじめNFC、ブルートゥース、Wi-Fi、LTE4Gなど各種先端機能が搭載されています。今後は、このような技術を基に、スマートカーがIoTの核心になると見込んでいます。しかし、ここにはハッキングの入り口が開いてしまうという副作用も避けられません。スマートカーを含め自動車のセキュリティは、人の命に関わるものです。既存のICTセキュリティより、その重要性は格段に高いと言えます。
今回リリースしたAutoCryptは、多彩な機能を備えています。ペンタセキュリティのIoTセキュリティR&Dセンターの「ピックル(PICL; Penta IoT Convergence Lab)」が約7年にわたって研究・開発した世界初の車両用アプリケーションファイアーウォールは、スマートカーのセキュリティに不可欠とも言える車両の外部から内部に侵入する攻撃トラフィックを、アプリケーションのL7で検知できます。他にも車両内部で使用される様々な暗号キーや証明書、車両外部のセキュリティ通信に使用されるキーのライフサイクルを管理します。
また、車両と外部の安全な通信を保障するセキュリティ通信ソリューションを提供し、自動車用のPKIを構成するCA(Certificate Authority; 認証機関)、RA(Registration Authority; 登録機関)、LA(Linkage Authority; 匿名化機関)および、自動車に使用される暗号化キーと証明書の使用記録を管理・監査できるシステム「SCM(Secure Credential Management)」も採用しています。
ペンタセキュリティのDS Kim(最高技術責任者)は、「今までのセキュリティは企業と国民の資産を守る技術でした。スマートカーのセキュリティは国民の命を守るセキュリティ技術と言えます。ペンタセキュリティは、去年、韓国初で車両通信セキュリティ向け国際標準規格技術を開発しました。そこから自動車のセキュリティ技術のラインナップを揃え、いよいよスマートカーのセキュリティブランド「AutoCrypt」をリリースすることになりました」とし、「今後もペンタセキュリティは、既存のICTセキュリティのみならず、AutoCryptのような革新的セキュリティ技術の開発にも積極的に取り組み、韓国を代表するセキュリティ専門企業になります」と述べました。