アウトクリプト株式会社(AUTOCRYPT Co., Ltd.、本社:韓国ソウル、代表取締役 金 義錫/以下、アウトクリプト)は、車載組み込みシステム及びV2Xセキュリティ分野において、株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:山本 二雄/以下、日立ソリューションズ)とパートナーシップ契約を締結したことをお知らせします。 ■背景 近年、SDV(Software Defined Vehicle)への移行が加速するにつれ、自動車業界で組み込みソフトウェアの重要性が高まっています。車両ライフサイクルのさまざまな場面で、ソフトウェアに関わる技術が統合されるようになり、お客さまから求められるセキュリティに対するニーズも高度化しています。ソフトウェアの脆弱性を突いた新たなサイバー脅威が増えることから、SDVの開発や生産に関わる自動車OEMやサプライヤー企業には、車載組み込みシステムに特化したセキュリティ対策の実施と脅威に対する常時管理体制を整えることが求められています。 アウトクリプトは、自動車サイバーセキュリティ分野における専門性を有しており、国連が決めているWP29規制への対応に欠かせないさまざまなセキュリティツールの開発および高度化に取り組んでいます。今年の9月には、ソフトウェアの脆弱性を見つけるためのファジングテストツール「AutoCrypt Security Fuzzer」の最新バージョンを提供しました。 日立ソリューションズとは、同社の「V2X Middleware Platform」と当社のV2X用セキュリティ・ライブラリの連携により、V2Xセキュリティ分野での協力関係を深めてきました。V2X通信の信頼性確保から車載組み込みシステム領域までビジネスにおける連携を広げ、日々高度化するセキュリティ脅威の課題を解決するとともに、自動車を取り巻く環境全般に対し共同で対応できることから、今回のパートナーシップの契約に至りました。 このパートナーシップ契約を通じて、両社は日々高度化が求められるお客さまのセキュリティニーズに対し、日本市場に特化したソリューションの提供とサポート体制をより一層強化していきます。 ■アウトクリプト株式会社について アウトクリプト株式会社は、次世代のモビリティ社会の実現に向けた自動運転セキュリティ及びMaaSソリューションを手掛けています。自動運転セキュリティ分野では車載システム向けセキュリティソリューション「AutoCrypt IVS」、 自動車及び交通インフラのためのセキュリティ通信ソリューション「AutoCrypt V2X」を提供し、WP29及びISO/SAE 21434、IEEE 1609.2 […]