AutoCrypt V2X-PKI
セキュアなV2X通信を支えるSCMSプラットフォーム
AutoCrypt V2X-PKIは、セキュアなV2X通信を可能にするセキュリティ証明書管理システム(SCMS:Sceurity Credential Management System)プラットフォームです。公開鍵暗号を利用した認証基盤である電子署名書(PKI:Public-Key Infrastructur)方式を用いて、車車間通信及び路車間通信におけるセキュリティ・プライバシーを保護します。
AutoCrypt V2X-PKIは、V2X通信標準規格のIEEE 1609.2、IEEE 1609.2.1およびCAMP VSC3標準に準拠しており、北米 SCMS(Security Credential Management System)欧州 (CCMSCooperative ITS Credential Management System)中国 C-SCMS(Communication System Associaion)に対応します。
主要機能
V2X通信におけるPKIでは、刻々と変化する交通事情への対応が求められるため双方向性匿名通信の実現が必要です。また、頻繁に発行・更新・破棄される証明書に対する管理が必要となります。
AutoCrypt V2X-PKIは、メッセージ署名及び整合性を検証し、メッセージの出どころに対する信頼性を確保するPKIアーキテクチャを提供し、PKIアーキテクチャに基づく証明書の生成・配布・破棄を含むライフサイクル全体に対する管理を支援します。
主要V2Xスタック企業との相互運用性テスト済みで、高速なデータ処理速度を実現(約0.6 DMIPS/message)しています。
世界市場に対応可能
現在、国ごとに採用されるV2X-PKI標準が異なります。AutoCrypt V2X-PKIは、北米、欧州、中国市場に対応する雄一なSCMSプラットフォームであり、C-V2X/DSRC方式の両方に対応します。
証明書ライフサイクル管理
AutoCrypt V2X-PKIは、証明書発行から廃棄までのライフサイクル全体をカバーするように設計されています。リアルタイムモニタリングシステムを構築し、24時間中断なしの安定したサービスと迅速なサポートを提供します。
高度なセキュリティ確保
PKIシステム全体の信頼性を保つために、不正行為検出(MBD:Misbehavior)機能と証明書失効リスト(CRL: Certification Revocation List)の管理機能を提供し、信頼できない証明書による不正アクセスや情報漏れなどのリスクを防止します。
特長
‐IEEE 1609.2、IEEE 1609.2.1対応 ‐CAMP VSC3標準順守
‐北米 (SCMS) 欧州( CCMS) 中国( CCSA)市場に対応
‐SWインストールおよびメインテナンス不要 ‐24時間365日体制のグローバルサポート提供